コラム TAKESHITA SANGYO

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儲けるためにリスクマネジメントに取り組む  ―リスクマネジメントのススメ―

2018.12.10

 私は「儲けるためにリスクマネジメントに取り組んでください」と企業の多くの人にお伝えさせていただいております。そもそも「儲ける」とはどういう意味なのか、今回お話しさせていただきたいと思います。

 

 『儲(もうけ)』という言葉はもともと「待ちうける」、「蓄える」、「備える」という意味で使われていました。その他にも皇太子の意味でも使われ、「もうけのきみ」と呼ばれていました。現在、私たちが意味としてとらえている「利益を得る」は、江戸時代以降から使われるようになったそうです※。

 

 つまり「儲ける」とは、もしものときのために蓄え、そして備える行為。そうすることで、つぎの人たちに繋ぐことができるという意味でした。

 

江戸時代以降から意味するようになった利益を得ることについても同様に、次の人たちに繋ぐために利益を得るということを意味していました。

 

つまり、つぎの人たちにつなぐことを目的に「儲ける」ことはとても良いことで、悪いことではないと言うことができます。

 

儲けることが企業の持続可能性の源です。

 

 また「儲け」という言葉は、私たちに守りと攻めの両方が大切であることを教えてくれているように思えます。

 

過去における企業の不祥事を見ますと、企業が攻めだけ(利益至上主義)に集中している時に、不祥事が発生しているように思います。

 

企業経営では一元的な視点ではなく、「攻め」と「守り」という複眼的視点が大切だと考えます。

 

自動車の運転と同じく、企業経営においてもアクセルとブレーキの両方が大切ではないでしょうか。

 

大森英直 (株式会社ジェイアイエヌ 取締役 リスクコンサルティング担当)

 

※参考文献:「講談社新大字典(普及版)」1993年講談社刊、「全訳漢辞海第四版」2017年三省堂刊

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