リスクコミュニケーション TAKESHITA SANGYO

リスクコミュニケーション

安全衛生委員会活動報告(9月度)

2019.09.27

テーマ : コンプライアンス研修を行いました

 安全衛生委員会①

               コンプライアンスについて過去の不詳事例で学び合う

 

今回は労働安全から少し離れ、コンプライアンスについて学び合いました。

 

「コンプライアンス(Compliance)とは何か?」との問いに、全員が「法令順守」との回答でした。当たり前のようにコンプライアンスを法令順守と私たちは口にしますが、本当にそうでしょうか?

 

Complianceの語源となるComplyは「相手に合わせること」という意味です。

 

私たちの「相手」とは、ステークホルダーつまり消費者(顧客)、従業員、地域社会などが該当します。その中でも特に、消費者(顧客)であることは間違いありません。

 

よって・・・私たちが考えるコンプライアンスとは、『消費者(顧客)を中心とした弊社を取り巻く様々な人々の期待に対応していくこと』と再定義しました。

 

法律を守ることは当たり前のことであり、ステークホルダー、特に消費者(顧客)のさまざまな期待に応えていかなければ、企業は存続することができないことを、過去の企業不祥事例をもとに議論しました。

 

参考までに、その時に使用したテキストを下記にて掲載します。

 

過去に弊社コラムにご寄稿いただいた故 眞崎 達二朗先生のセミナー資料を活用させていただきました(※出所:眞崎達二朗、2015、「災害・事故が与えるインパクトとリスクマネジメントの運用方法」、眞崎リスクマネジメント研究所)。

 

大きなニュースになった1998年の雪印乳業の食中毒事故は初めての事故ではなく、同社は1955年にも同様の事故が発生させていました。そこで、どうして1998年の事故はブランドや財務を大きく毀損したのか、みんなで意見を出し合いました。

 

 安全衛生委員会② 安全衛生委員会③ 安全衛生委員会④

 

 

法律(ここではPL法)が厳格化され、販売網が時代の変化とともに変わり、今はマスコミに加えネットの影響力も大きく、過去では大丈夫な不詳事案でも、今では大丈夫でないことが、この事故事例から読み取ることができます。

 

さらに・・・「事故」と「不祥事」の違いについても哲学的に話し合いました。

 

事故とは、思いがけず起こった悪いできごと。

不祥事とは、好ましくない事柄。

 

さらに問いを進め、

 

事故は、意図的ではなく、

不祥事は、意図的である。

 

ことも分かりました。

 

よって、事故は意図していない事象なので、従業員本人の責任半分、企業の責任半分であることが理解できます。しかし、不祥事は従業員本人が意図して行う行為ですので、従業員本人の責任が100%と言うことができます。

 

虚偽・報告遅滞・隠蔽・盗難・規則違反といった不祥事については、従業員本人の雇用は守れないことを改めて全員が認識しました。

 

不祥事を起こさないためにも、従業員一人一人が倫理観・道徳心を持つことが必要となります。

 

弊社では、会社が誠実な人間の集合体であることがリスク管理の基本と考え、継続して共育(教育ではなく、共に育成するという意)に力を入れてまいります。

 

※弊社が行う「共育」の具体的内容はこちらにてご覧になれます(下記URL)。

https://www.r-station.co.jp/trc/