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清掃が民泊ホストの高評価につながる!でも自分ではできない……頼める業者はある?
2025.09.04
2025.09.04
民泊の清掃について解説します。民泊ホストにとって、ゲストから評価されるため清掃は欠かせない作業です。しかし、ホストがしなければならないことは数多く、清掃には手が回らないこともあります。そこで、ホスト自ら清掃する場合、アルバイトや代行業者に依頼する場合のポイントなどを取り上げます。
民泊を運営している方、これから民泊を運営しようと考えている方は、さまざまな悩みや疑問をお持ちでしょう。騒音問題や備品を持ち帰られてしまうなどといった悩みとともに、清掃はどうすべきなのか、という声が運営者から挙がります。
民泊で、ゴミを発生させない、汚れを出さないことは、ほぼ不可能です。しかし、清潔感を保たなければホストとしての評価が下がってしまいます。
清掃では、何に気をつけ、どう行動していけばよいのでしょうか。また、ホスト以外の人や業者に依頼するなら、どう選べばよいのでしょうか。一つずつポイントを取り上げていきます。
冒頭で触れたように、民泊はきれいな状態を維持しなければ、ゲストからの評価が下がってしまいます。たとえば、Airbnbでは各民泊のレビューで6つの評価項目がありますが、その最初に挙がっているのは「清潔さ」です。ここから民泊の予約サイト側が、きれいな施設や設備を重視しているとわかります。
次に、ゲストの立場で考えてみましょう。どれだけロケーションがよい施設でも汚ければ敬遠してしまうと、容易に想像できるでしょう。実際、清潔感に欠けた施設はAirbnbなどの予約サイトでそのことを書かれてしまうケースもあります。
これから民泊を始めようと考えている方は、清掃についてどう行っていけばよいのかという点に関心があるのではないでしょうか。民泊で汚れやすい場所と、清掃方法を取り上げます。
人が集まり行き来が頻繁なリビングは、ほこりや小さな汚れからゴミの置きっぱなしまで、さまざまな清掃が必要になりやすい場所です。また、お酒を飲んだ人が嘔吐してそのままになっている、ということも……。
チェックアウト後は、念入りな掃除機、モップがけ、雑巾がけによる清掃が必要です。嘔吐物は、まず除去し、跡が残らないようクレンザーや洗剤などを使って拭き取りましょう。
風通しがあまりよくない部屋では窓枠やサッシ、照明器具などにほこりがつきやすくなってしまいます。ベッドルームがこのような環境であると、低評価になりかねないので注意しましょう。
部屋全体としては、換気をしながら行います。照明器具の上など見えない部分にも気を使いながら、雑巾でほこりを取りましょう。
シーツはしわが出ないよう、ベッドメイキングします。また、寝具に匂いが付いていないか確認が必要です。匂いのある場合は、消臭スプレーを使うもしくは、清潔なものに交換します。
匂いという点では、たばこも清潔感に欠けたイメージにつながりやすいです。火災予防の点からも、ベッドルームは全面禁煙にした方がよいでしょう。
また、他の部屋も匂いを付けないため、屋内は禁煙として外で吸ってもらうという方法もあります。この場合、内庭で吸ってもらうなど、周辺への配慮が必要です。
冷蔵庫や電子レンジの中、コンロは汚れやすく、放置しておくと汚れがこびり付くケースも少なくありません。こまめに拭き掃除を行うことで清潔さが保たれるほか、掃除の手間も最小限に抑えられます。
これ以外にもキッチン家電やキッチン小物がある場合、汚れが付着していないか確認しておきましょう。多くの場合、拭き掃除できれいにできます。一方、時間が経ち、汚れがひどくなった場合は早めに交換を心がけることがおすすめです。
また、シンクは一見清潔に見えても、水滴が残ったまま放置しておくと水垢汚れが付着することもあります。掃除の最後にはシンクを乾拭きし、水滴が残らないようにしておきましょう。
バスルームや洗面所は、いたるところに髪の毛が残りやすく、特に入念な掃除が必要です。
排水口は髪の毛や石鹸カスがたまりやすいので、歯ブラシを使うと作業が楽になります。洗面所の排水口が詰まっている場合には、ヘアキャッチャーを掃除したり、排水トラップを分解したりして掃除しましょう。
浴槽や鏡などは、専用の洗剤を使用することをおすすめします。それぞれの汚れに適した成分が含まれているからです。
また、掃除する人の安全のため、必ず換気をしながら掃除を行いましょう。
バスルームと同様、水回りの掃除として欠かせないのがトイレです。便器の表面や床など目に見える場所はもちろんですが、便器の内側にも汚れが付着していることが多いため、見落としがないよう心がけましょう。
便器やペーパーホルダーなど、肌に触れる部分はアルコール除菌シートを使用し、壁や床は除菌スプレーなどを吹きかけ、拭き掃除を行います。
また、掃除の手間を軽減するために、防汚効果のある床や壁にリフォームしておくのもおすすめです。
意外と見落としがちなのがエントランスの掃除です。泥や砂利、ほこりなどが溜まりやすいため、掃き掃除した後にモップや雑巾で拭き掃除をしておきましょう。
また、玄関マットもこまめに交換しておくことも清潔さを保つ秘訣です。
民泊内のさまざまな場所で汚れが発生しそこを掃除していくのは、大変そう、と感じた方もいるかもしれません。
民泊の清掃は、ホスト自ら行う場合があれば、誰かに任せる場合もあります。それぞれのメリットとデメリットも見ていきましょう。
ホストが自ら清掃を行う場合、ほとんど費用をかけずに済むのが大きなメリットです。一方、他の民泊の業務、あるいは、その他の時間が削られてしまう点はデメリットとなります。
ホスト自身での掃除が難しい場合、アルバイトを雇う方法もあります。専門業者に比べると費用を安く抑えられるメリットがありますが、掃除のクオリティが低くなりがちなのはデメリットです。また、勤務の状況などによって、社会保険の手続きが必要になります。
民泊の管理を代行してくれる会社もあり、こうした会社が清掃を行っているケースがあります。
また、民泊の清掃を代行する会社も存在します。
これらの業者に清掃を依頼する場合、そのクオリティが高く、ホストは掃除に関することでほとんど手間をかけずに済みます。
一方、ここで挙げた中では費用が比較的かかる点がデメリットです。
以上を読み、時間があるから自分で清掃を行うという方もいれば、予算に収まるならば業者に頼もうと思った方もいるのではないでしょうか。民泊管理会社や清掃代行業者に依頼する場合の費用相場は、この後、取り上げます。
その前に、業者に頼むと何をどこまでしてくれるのかという大切なポイントを押さえておきましょう。それを念頭に置いて費用相場を見ると、予算に見合った仕事をしてくれるかどうかがわかると思います。
基本サービスとオプションになる場合が見られるサービスに分けて取り上げます。
基本サービスに含まれるケースが多いのは、以下の通りです。
⚫︎リビング
└床掃除
└家具・家電のほこり取り
⚫︎ベッドルーム
└リネンの交換
⚫︎キッチン
└コンロ・シンクの清掃
└キッチン家電の清掃
└排水口の掃除
⚫︎バスルーム・洗面所
└床・壁・浴槽の清掃
└排水口の清掃
└バスマットの交換
⚫︎トイレ
└便器(便座やタンクなど)・ペーパーホルダー・床・壁の清掃
⚫︎エントランス(玄関)
└掃き掃除
└玄関マットの清掃・交換
⚫︎その他
└消耗品の補充(ティッシュペーパー、トイレットペーパーなど)
└ゴミの処分
└忘れ物の報告
基本サービスとは別に、さまざまなオプションサービスを提供している業者もあります。業者によっても内容は異なりますが、代表的なのは以下のサービスです。
⚫︎アメニティ類の補充
└シャンプー・コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープ、歯ブラシ、洗濯用洗剤、食器用洗剤 など
⚫︎動画・写真撮影
└清掃前・清掃後の室内を動画や写真で撮影、報告
⚫︎郵便物の受け取り
⚫︎庭の草むしり
⚫︎ゴミの回収
さて、業者に依頼する場合の料金が気になるところです。
民泊管理会社や清掃代行業者に依頼するとき、料金は民泊の広さを基準に設定されているケースが見られます。広さごとの相場を見てみましょう。
広さ |
料金相場 |
25㎡以下 |
3500~5000円 |
25~30㎡ (1K/1DK) |
4000~6000円 |
30~40㎡ (1LDK/2K/2DK) |
5000~6500円 |
40~50㎡ (2DK/2LDK/3K) |
6000~7000円 |
50~60㎡ (2DK/3K/3LDK) |
6500~7500円 |
60㎡以上 |
7000円以上 |
もっとも、以上はあくまでも相場です。実際には、民泊の環境などによってこの相場から外れる場合もあります。
ここから料金に関して、2つの注意点を取り上げます。
民泊施設の需要は地域や時期によって異なります。たとえば、観光地に近い場所の施設や、大型連休やイベントがある時期などは需要が高く、それに合わせて清掃代行業者への依頼も増えるため、料金が高くなる傾向があります。
また、民泊施設が遠方にある場合など、立地条件によっては交通費が加算されるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
大人数で宿泊し大量のゴミが残っていると、代行業者によるゴミの回収と処分が必要になります。
また、キッチンやトイレ、浴室などの使い方によっては汚れがひどく、通常よりも時間をかけて清掃をしなければならなくなることも。
このような場合、部屋の状態によっては基本料金とは別に追加料金が発生することもあります。
民泊を運営する方、これから民泊を始めたい方が最も気になっていた料金を取り上げました。しかし、民泊の清掃を業者にしてもらう際は、料金以外にもチェックしたいポイントがあります。また、料金もきちんとその体系が明示されているかのチェックが必要です。
それら5つのポイントを見ていきましょう。
清掃のクオリティは代行業者を選ぶうえで最も重要なポイントです。安さだけを重視してしまうと、清掃を依頼したにもかかわらず汚れが落としきれておらず、宿泊者からのクレームにつながることも。
代行業者を選ぶ際には、おためしプランなどを活用しクオリティを確認しておくことが重要です。
すべての業者がおためしプランを提供しているとは限りません。そこで参考となるのが、実際に利用したユーザーからの口コミや評判です。
清掃代行業者の比較サイトやSNSではリアルな口コミが投稿されているため、気になる業者が見つかったら社名で検索してみましょう。
ただし、悪質なクレーマーもいるため全ての内容を鵜呑みにするのは危険です。SNSの口コミ・評判の場合は、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
民泊運営にはさまざまな業務があるため、清掃後にオーナーが現場をチェックするのは難しいケースもあります。
クオリティを担保するために、どのような体制でチェックが行われているかも確認しておきましょう。たとえば、清掃前と後の現場を写真や動画で撮影しオーナーに報告している業者も少なくありません。
依頼しない方がよい代行業者を見分けるポイントのひとつに、料金体系があります。基本料金やオプション料金が明確に提示されており、さらにサービス内容も明確であれば、トラブルに発展するリスクは低いといえます。
反対に、ウェブサイトに金額が一切掲示されていなかったり、料金の内訳やサービス内容の説明を求めても明確な返答がなかったりする代行業者は、注意が必要です。
業者によってはゴミの回収が基本サービスではなく、オプションとなっている場合があります。そこで、ゴミの回収までしてくれるか否かのチェックが必要です。
民泊運営者にとって、民泊の建物の内外が汚れてしまうこと、そして念入りな清掃が必要なことは、避けて通れない課題です。運営者がご自身で清掃する方法もありますが、かかる時間を考慮して民泊管理会社や清掃代行業者に依頼する方も少なくないのが実情です。そうすることで、民泊運営を円滑に行うことができ、ゲストからの高評価にもつながります。
廃棄物処理を専門とする竹下産業が民泊管理会社とともに行っている民泊清掃代行は、清掃からゴミの回収まで全面的にサポート。清掃以外のことも対応可能です。民泊の運営と清掃でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
また、当社では一緒に民泊清掃代行を行うパートナー企業を探しています。日本の民泊を、ともに清掃の側面から支えていきましょう。
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