2016.10.17
情報漏えい、自動車事故、労働災害、自然災害など、さまざまな事故が毎日のようにマスコミで報道されています。
なぜこんなに頻繁に事故や不祥事が起こるか、その原因について考えてみました。
最近では、「大手広告代理店の過労自殺」と「六本木鉄パイプ落下による通行人死亡事故」の2つの事件・事故が印象に残りました。
大手広告代理店では、新入社員の女性が過労死ラインとされる月80時間を上回る月100時間を超える長時間労働で、昨年のクリスマスの日に投身自殺して労災認定され、「眠りたい以外の感情を失った」という彼女のメッセージはとても痛ましいものでした。
女手一つで育てたお母様の「労災認定されても娘は戻ってこない。命より大切な仕事はない。」という言葉もとても印象的でした。
六本木鉄パイプ落下事故では、足場の解体中、床板を降ろすために落下事故防止の防護パネルを外しており、ビル10階付近から鉄パイプが落下し、男性に直撃しました。通常このような荷降ろし作業中では本来通行禁止にするところを、この日は通行させていたようです。
まったく異なる事件・事故のように思えますが、私は2つの共通点があるのではないかと考えます。「管理者の欠陥」と「コミュニケーション不足」です。
大手広告代理店でも管理者が彼女の労働実態にもっと目を向け、彼女の声に耳を傾けてあげていれば防げたのではないかと思います。
六本木の鉄パイプ落下事故も同様、これから事故状況が明らかになると思いますが、おそらく管理者と作業員、警備員の連携ミスから起こった事故ではないかと推測します。
次回のコラムで、事故発生のメカニズムを詳しく解説したいと思います
私はよく「毎日3分間でも、忙しければ毎週3分間でも、部下一人一人にコーチングをするのが管理者の仕事ではないですか。長い会議より3分間コーチングの方がはるかに大切ですよ。」と多くの経営者に伝えています。本当に従業員の声に耳を傾けておられますか?
大森英直 (株式会社ジェイアイエヌ リスクコンサルティング担当執行役員)
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