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コラム 賢人の思考 ~ ストレスとうまくやっていく 3 ~
2023.06.05
2023.06.05
熊倉百音子氏に執筆いただき、好評連載中「ストレスとうまやっていく」の第三回目となります。具体的にストレスとどう向き合うのか?について書いていただきました。ストレスをマイナスととらえないでプラスでとらえることで、人生も大きく変わってきます。ぜひ読んでみてください。
【著者】
熊倉 百音子 氏
【プロフィール】
東京生まれ ㈱クオリティ・アンド・バリュー代表取締役
医療系専門学校にてコミュニケーション授業を担当する講師
新聞コラム連載中「今日もココロをストレッチ」
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了
立教大学社会デザイン研究所 研究員 (TEAM DIAGRAM所属)
「誰も教えてくれなかった 患者さんの心をつかむデンタルコミュニケーションメソッド」(医歯薬出版社・共著)
テーマ:
ストレスとうまくやっていく 3
毎日がストレスなく過ごせたらどんなにラクなんだろう、と私たちは考えがちですが、現実的にストレスの全くない日常なんてないらしいのです。なぜならば、変化そのものに対して人はなんらかのストレスを感じるものだから。たとえそれが喜ばしい変化であっても、です。ならば私たちがストレスに対する捉え方をガラリと変えた方がいい。ストレスとは辛いもの、避けたいものではなく、「人生を味わい深くするスパイスみたいなもの」と考えると、心と体に及ぼす影響も実際に変わっていくのだ、というのが前回のお話でした。
第3回目になる今回はいよいよ、「ストレスとどう向き合う?」というお話です。まずは自分のストレス状況をよく知ることからスタートします。
私の最近のストレス状況をざっと挙げてみるとこんな感じになります。
◆通りの喫煙スペースの前を通った時に煙を直接浴びた。嫌な気分
◆外国人観光客が多い街中、飲食店が混んで待ち時間が長くなってイライラした
◆季節の変わり目に就寝リズムが狂って日中ぼんやりする
◆打ち合わせの予定が直前に1時間以上ずれ込んでイライラした
改めてみるといろんなところでストレスを感じています。イラっとしたり落ち込んだりする原因は人それぞれ。自分がなににストレスを感じてどんな反応をしているのか、に気づくことがストレスケアの第一歩です。
最近感じたモヤモヤした出来事、イラっとしたこと、なんとなく気になっていることなど、思いつくままに書き出してみると思いがけないところでストレスを感じていることがわかってきました。モヤモヤもイライラも頭の中で考えているだけでは堂々巡りになりがちです。言葉にして紙や携帯に書き出すと自分のストレス状況が目に見えてわかります。そう、これは「見える化」のプロセスです。目で見えることでここ最近の状況や感情も初めてわかるというもの。その時にひとつご注意を。こんなちっぽけなこと、しょうもないこと、とジャッジしたりダメ出ししないで下さい。起きていることそのままを「嫌だったんだね」と受け止めることが大事です。
「見える化」できたら次の段階は、セルフケアの方法について考えてみます。
ズバリ、気分転換の方法を考えてみてください。気分が軽くなる、明るくなれる方法は人それぞれ、独自の方法があるはずです。想像力を豊かにして出来るだけたくさん挙げてみてください。
【気分転換、わたしはこんなことをする】
・あったかいお茶を飲む ・お風呂に入る ・音楽を聴く ・歌う
・料理をする ・畑仕事をする ・金継ぎする ・泳ぐ ・歩く
・片付けする ・掃除する ・甘いものを食べる ・友だちと話す
・友だちと食事する ・お気に入りの映画を観る ・お寺に行く
・好きな人のことを考える ・次の旅行の予定を立てる ・花を買う
・花を生ける ・海に行く ・犬を撫でる ・空を見る ・森に行く
これは私の場合です。気分転換の方法をブレスト(ブレーンストーミング)のようなイメージでアイディア出ししてみました。普段やっていることでもいいし、こういうの良さそう、と思えることも出してみてください。
自分のライフスタイルに合ったリフレッシュ方法がいくつもある、と感じられればいいですね。趣味や得意なことを活かしてストレスケアに組み込むことは楽しみにもなります。
以前ある会社で聞いてみたらいろんなアイディアが出てきました。
「コーヒーを豆から挽いて丁寧に入れる」
「愛車を洗う」
「本格スパイスカレーをつくる」
などなど。
その人独特の世界観やリフレッシュ方法があり、考えるだけでも楽しいものでした。
もちろん、「深呼吸」や「運動」などは誰にでもできる基本的なリフレッシュ方法として日常的に行うといいですね。
人はストレス状態にあるとどうしても落ち込んだり、自分を追い詰めて行きがちです。そうなる前に自分で自分の心のガス抜きの習慣をつくること。その方法をたくさん持っていることは自分のお守りのようなものです。
今回は、自分の現状を知ること、そして気分を変える方法を創造力豊かに考えてもらいました。仕事の合間に、日常的に行うと気分が変わりリフレッシュできます。
次回はもう少しストレス原因を深堀りします。
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