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コラム 賢人の思考 ~ 人生脚本を思い出し、天命を知る~②人生脚本の初期設定 ~
2025.03.03
2025.03.03
くまごろうさんに人生脚本をテーマに今回もコラムを書いてもらいました。
コラムの書き出しに「この世界のすべての存在には必ず役割が必ずある」とありますが、私も最近同じにように考えることがあります。
人間が健康で生まれてくる確率が1400兆分の1と耳にしたことがありますが、これは私たち一人一人がもの凄い確率で生まれ、存在していることを意味しています。
そう考えると自らの人生や他人との向き合い方も変わってくるのではないでしょうか。
あなたも人生脚本を描いてみてはいかがでしょうか。
埼玉県出身。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了
ブラック企業の社員、博物館の学芸員、地域おこし活動、演劇脚本執筆、飲食店経営など、様々な人生体験を経るなかで、人生における天命の存在を確信するに至る。現在は作家、ライター、セミナー講師として、独自に考案した「人生脚本メソッド」の普及活動を行っている。2024年11月、Amazonより電子書籍『主人公として生きるための人生脚本メソッド』出版
本記事では、演劇脚本などを手掛けた筆者が、脚本作成の手法と自身の人生経験、心理学、哲学、精神世界等の知見を統合し、独自に考案した【人生脚本メソッド】のエッセンスを何回かにわたって紹介していきます。本記事を読んだ皆さまが自らの天命を思い出し、人生脚本に修正、脚色を加えながら、唯一無二の素晴らしい物語を紡いでもらえば幸いです。
この世界のすべての存在には必ず役割が必ずあるということを、前回のコラムでお話ししました。
役割を全うするためには、そのための設定を決め、シナリオを組み立てることが不可欠になります。いつどこで生まれ、どのような環境で育ち、誰に会い、どんな出来事が起こり、最終的に役割を果たすのか?それはまさに小説や演劇を創作する際の脚本と一緒です。筆者はこれを人生脚本と呼んでいます。
ただひとつ、人生が小説や演劇と違うのは、書き手である脚本家と演じ手である主人公が同一人物であるという点です。私たちは、自分自身で人生の脚本を組み立て、そのストーリーに沿って主役を演じるという、大谷翔平選手も驚きの二刀流をこなしているのです。
脚本の書き手は私たち自身なのですから、思い出すことも、修正を加えることも本来はたやすいことのはずです。しかし普段の生活でそうした実感を持つことが難しいのもまた事実です。その理由は後々改めてお話しますが、まず大切なのは脚本には「初期設定」があるということをしっかり腹落ちさせることです。
小説でも演劇でもいえることですが、物語の本書きを1ページ目からいきなりスラスラと書ける脚本家は滅多にいません。ほとんどの場合、本書きを始める前に「初期設定」を決めて見える化するという作業を行います。「初期設定」は筋の通った面白い物語を組み立てるための屋台骨であり、作品の成否を分ける最も重要な作業になります。
筆者は以前、地方の市民劇の脚本を手掛けたことがありましたが、その際には、「初期設定」の段階で以下の三つを作成しました。
「プロット表」
「伏線展開図」
「登場人物相関図」
「プロット表」は物語の結末と、結末に至るまでに必ず通らなくてはならない重要なイベントを時系列に配置した表で、実際の物語を作りこむ際の骨格となるものです。この表に書かれたプロット(=筋書)をベースに、主人公の能力や属性、生まれる時代や舞台となる場所などの背景状況を順次決めていきます。
「伏線展開図」は文字通りどんな伏線がどこに張られ、どのタイミングで回収されるのかを可視化したものです。一見無関係に見える複数のストーリーラインを繋ぎ止めることで、色の異なった複数の糸が交わりひとつの図柄となるように、物語は味わい深さを増していきます。
「登場人物相関図」は、どんな人物がどのようなタイミングで現れ、主人公とどのような関係性を持つことになるのかを現した図です。家族関係、男女関係、友人関係やライバル関係などが一目でわかるようにするために作成します。
ここまでの初期設定が完成したら、実際の執筆作業へと入っていきます。これを人生に当てはめると、まずこの世に生を受ける前に初期設定としてのプロット図、伏線展開図、登場人物相関図を自身で設定し、その後実際の人生を歩む過程で修正作業を繰り返しながら本書きを進めていくというイメージになります。
つまり、人生脚本において、初期設定はこれから作るものではなく、すでにあるものを思い出す作業となります。それでは、どのようにすれば忘れてしまった初期設定を思い出すことができるのでしょうか?次回からはその方法をお伝えします。
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