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コラム 賢人の思考 ~ 人生脚本を思い出し、天命を知る -序論- ~
2024.12.09
2024.12.09
今回からペンネーム くまごろう氏に【人生脚本】をテーマで連載コラムを書いていただくことになりました。
ナチスの強制収容所を生き延びた経験を持つ心理学者ヴィクトール・E・フランクルは著書「夜と霧」の中で「人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなく、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。」と述べています。
くまごろう氏のコラムをお読みいただき、自らの人生について改めて考えてみてはいかがでしょうか。
著者Profile くまごろう
埼玉県出身。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了
ブラック企業の社員、博物館の学芸員、地域おこし活動、演劇脚本執筆、飲食店経営など、様々な人生体験を経るなかで、人生における天命の存在を確信するに至る。現在は作家、ライター、セミナー講師として、独自に考案した「人生脚本メソッド」の普及活動を行っている。2024年11月、Amazonより電子書籍『主人公として生きるための人生脚本メソッド』出版
【人生脚本を思い出し、天命を知る~序論】
本記事では、演劇脚本などを手掛けた筆者が、脚本作成の手法と自身の人生経験、心理学、哲学、精神世界等の知見を統合し、独自に考案した【人生脚本メソッド】のエッセンスを何回かにわたって紹介していきます。本記事を読んだ皆さまが自らの天命を思い出し、人生脚本に修正、脚色を加えながら、唯一無二の素晴らしい物語を紡いでもらえば幸いです。
私たちは、人生における役割を自分で決めて生まれてきている。
そう聞かされて、あなたはどう思うでしょうか?
あり得ない。偶然の出来事に意味などあるわけがない。そのように考える人も多いかもしれません。確かに、人生には辛い、悲しいと思える出来事が数多く起こるし、誰もが子供のころの夢を実現できるわけでもありません。幸せそうに生きている人を見て、「何であの人と私はこうも違うんだ」と嫉妬の念に駆られることもあるでしょう。そうした不条理が必然、それも自分自身で決めてきたのだとしたら、自分の人生には微塵も希望がないじゃないかと憤慨する気持ちもわかります。
しかしちょっと考えてみてください。世に名作として知られている小説、映画、アニメで、主人公に何の試練も訪れず、変わらぬ日々を平凡に過ごして終わる物語があるでしょうか?ロミオとジュリエット、白雪姫、ハリーポッター、光源氏、孫悟空、竃門炭次郎…。彼らは幾度もの苦難を乗り越え、多くの仲間や宿敵と出会い、別れ、成長を遂げ、やがて大きな使命を全うします。そのプロセスに読者は深く共感し、自分と重ね合わせることで物語の世界観に没入してゆくのです。
物語には必ず脚本が存在します。そして、脚本を書くにあたってまず真っ先に設定するのは物語の結末、つまり主人公が最終的に達成することがらです。そこから逆算し、必要な出来事や人物を配することで物語の骨格となる筋書〈プロット〉が完成します。このようにして設定されたプロットを軸として、様々な肉付けを行いながら書き進めることで脚本は完成します。そしてそれは、人生という物語にも当てはめることができます。
では、人生における脚本の書き手は誰なのでしょうか?それは、他の誰でもない私たち自身です。私たちは自分自身で今生果たすべき役割を決め、役割達成のために必要な出来事を綿密に設定した脚本を組み立てて、この世に生まれてきたのです。そのことを思い出したとき、わたしたちの目の前に広がる世界は一変し、ある真理に気付くはずです。
その真理とは、「この世界で起こるすべての出来事は必然である」ということです。過去のできごとは全て必要だから発生したのであり、未来もまた自分にとって必要なことだけが用意されているのです。そのことが深く腹落ちしたとき、私たちは本当の意味で人生の役割、すなわち天命を知ることができます。
今、世界は激動の時代を迎え、これまで常識とされてきたことが次々と崩れ去ってきています。日本は超高齢社会に突入し、未来は暗いと考えている人がとても多いように思えます。そんな暗澹とした時代だからこそ、私たち一人ひとりが天命を知ることが何よりも大切であると筆者は考えています。というのも、私たち一人ひとりが天命を全うすることは、日本の天命、地球の天命が全うされることにつながるからです。その先には、すべてが愛によって満たされた大調和の世界が待っています。2024年の今は、世界がそうした方向に向かっていくかどうかの、まさに瀬戸際にあるといえます。そして、今後の世界の行方を左右する鍵は間違いなく私たち日本人が握っています。今の日本にそんな力はとても無いように思われるかもしれません。しかし、それでも日本という国は、国の天命として唯一無二の大切な役割を担っているのです。私たちはそんな日本という国、21世紀という時代を自分自身で選んで生まれてきたのです。そのことに一人でも多くの日本人が気付いてほしい。そうした思いから、筆者は様々なかたちで人生の役割、日本の役割についての情報を発信していくことを決めたのです。そして、不思議な縁あって今回この場をお借りする運びとなった次第です。
少々前置きが長くなりました。次回からは、天命を思い出す手段としての「人生脚本メソッド」について、詳しく紹介していくこととします。
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